基本情報
企業概要 | 企業名 | (株)ファンデリー |
証券コード/市場 | 3137/マザーズ | |
特徴 | 生活習慣病患者や予備軍向けに健康食を宅配 | |
ホームページ | https://www.fundely.co.jp/ | |
決算期 | 3月末日 | |
時価総額 | 10,690百万円 | |
株価 | 1,678 | |
ROA(総資産経常利益率) | 30.1 | |
PER(株価収益率)*会社予想 | (単)24.52 |
※2018/01/11 終値ベース
トンボの目
主力のMFD(メディカルフードデリバリー)事業の会員数は20万人を突破しています。
定期コースへの移行も増えていることは評価できますし、今後も健康食を宅配というニーズのもと、さらなる拡大が見込めると思います。
2017年10月31日、同社初となる弁当工場建設(これまでは外部委託)、投資額は約50億円、生産能力は1日9万食で、2019年度中の稼働を予定と発表されました。拡大が予想されます。
2017年11月15日
医師・管理栄養士監修のWEB版家庭医学書(医療情報サイト)「メディカルネットブック」(https://m-netbook.jp/)を開設
2017年12月1日
はごろもフーズ株式会社の「ポポロスパCarbOFF」を使用した「いかと明太子の和風パスタ」「シーチキン®とほうれん草のクリームパスタ」「ナポリタン」の3種類
テーブルマーク株式会社と共同開発した「ミールタイムたぬきそば」、を健康食宅配サービス『ミールタイム』で発売
新規事業に進捗がみられ、利益への寄与を今後注目したいと思います。
一方、事業として参入障壁は低く、コンビニ各社、弁当専業が新たに事業参入する前に、知名度向上、「健康食宅配」としてのブランドを確立すること、また配送料の動向等にも注意しましょう。
決算書の暗号を解く
※2017.04.28 平成29年3月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)
表紙 | 売上高、営業利益、経常利益の伸び率、バランス | 売上の伸びに比べて利益の伸びのほうが大きい |
当期純利益=経常利益×60% | 妥当 | |
ROA伸び率(総資産経常利益率) | 若干低下もほぼ同等 | |
営業CFの伸び率、バランス | 伸び有り | |
営業CFは、営業利益の60~120%程度か | 範囲内 | |
投資CFは、営業CF範囲内かどうか | 範囲内 | |
来期業績予想数値の合理性 | 妥当 | |
会計処理方法の変更点 | 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更有り | |
経営成績/財政状態 | 数値の具体性 | あり |
新規事業のについて | ヘルスケア総合企業を目指すと新規事業に言及有り | |
悪材料について | 特になし | |
貸借対照表 | 現金、預貯金、有価証券について(換金性) | 現金預金1,714,500千円 |
売掛金、受取手形、棚卸資産(換金性要注意) | 受取手形、売掛、商品、仕掛りで415,033千円 | |
固定資産(土地以外は、価値を確認) | 固定資産は非常に少ない | |
「現金、受取手形、売掛金及び有価証券」以外は将来の費用 | 非常に少ない | |
(売掛金+受取手形)÷’売上高÷12ヶ月)、売上高との伸び | 概ね変化なし | |
棚卸資産の変化(投資対効果について) | 概ね変化なし | |
繰延税金資産について( 税金として支払、費用化していない額) | 18,844百万円 | |
固定資産の償却方法は、定額法、定率法なのか | 平成28年4月1日以後に取得した建物附属設備に係る減価償却方法を定率法から定額法 | |
のれん代の有無と償却期間(最大20年、ふつうは、3~5年) | なし | |
のれん代と連結調整勘定の合計が、自己資本より大きい場合は注意 | なし | |
備えの引当金、前受金は少な過ぎないか | 少ない | |
社債の有無(とくに株式転換から株価高影響ある転換社債) | なし | |
借金の状態(支払手形・買掛金・短期借入金、社債、長期借入金) | 買掛金103,762千円、負債の部が非常に小さい | |
利益余剰金は、資本金と資本余剰金と比べ、小さすぎないか | 十分な利益余剰金 | |
純資産の部分を評価差額金割合→評価差額金は含み損益 | なし | |
新株予約権が多く発行されていないか、純資産での割合を確認 | 割合は小さい | |
少数株主持分が過大ではないか、有無の確認 | なし | |
総資産の伸び(急な伸びは、事業拡大もしくはM&A) | あり、事業拡大している | |
損益計算書 | 営業利益、伸び率は重要 | 伸びはあり |
特別利益、特別損失の項目は、多くなるべき項目ではない | 固定資産除却損のみ | |
当期純利益(普通は純利益の40%) | 問題なし | |
営業利益は、同業他社に比べ、ずば抜けていないか | 高い | |
キャッシュフロー | 税引前当期純利益+減価償却費-法人税≒営業CF | 同等 |
投資CFの内容確認 | 11,647千円と非常に少ない投資 | |
財務CFは、マイナスが望ましい | プラスも軽微(ストックオプションの行使による収入) |
まとめ
トンボ
時価総額が小さいこと、事業基盤が安定、そして中期的には市場のニーズとともに成長が見込めそう。