オンライン英会話の最大手、レアジョブ

基本情報

企業概要	企業名	(株)レアジョブ
	証券コード/市場	6096/マザーズ
	特徴	オンライン英会話の最大手。スカイプを使ったレッスン方式。フィリピン人講師6,000人
	ホームページ	https://www.rarejob.co.jp/
	決算期	3月末日
	時価総額	22,731百万
	株価	2,395
	PER（株価収益率）	(連)79.91
	ROA（総資産経常利益率）	13.70%

※2020/05/29　終値ベース

トンボの目

永遠のテーマである「英語をしゃべりたい」、このニーズを満たす会社となります。

レアジョブ英会話の特徴とは、

第二言語として高い英語力を誇るフィリピン人、人件費も安くて、時差も少ない国に目をつけたのはすごいと思いました。

個人だけでなく、法人向けサービスとして、英語研修や福利厚生として活用されていて、2,300社を超える法人企業と契約があります。

同社の勢いも感じます。

2020年度3月期の売上高は4,512百万千円、営業利益は446百万円、経常利益は415百万円の増収増益となっています。当期純利益は205百万と好調です。

2019年末くらいにもっていれば、コロナが追い風となり、テンバガーがとなっていました。

持っていた人おめでとうございます。

自己資本が低下していること、来期予想の売上と営業利益伸びの差が少し気になりますが、時価総額200億強となり、現状でもまだ伸びしろあると思います。

決算書の暗号を解く

2020年３月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

表紙	売上高、営業利益、経常利益の伸び率、バランス	各項目ともに、伸びがみられる。特に営業利益、経常利益の伸びが良かった
	当期純利益＝経常利益×60％	問題なし
	ROA伸び率（総資産経常利益率）	7.2％から13.7％へ上昇
	営業CFの伸び率、バランス	しっかりとした伸びあり
	営業CFは、営業利益の60～120％程度か	営業CFは、129％と多い
	投資CFは、営業CF範囲内かどうか	範囲内
	来期業績予想数値の合理性	売上高の伸びは見られるが営業利益、経常利益の伸びが少ない
	会計処理方法の変更点	会計基準等の改正に伴う会計方針の変更
経営成績/財政状態	数値の具体性	なし
	新規事業のについて	Z会グループより33.41%の出資を受け、合弁での事業運営を開始
	悪材料について	なし
貸借対照表	現金、預貯金、有価証券について(換金性)	現金預金2,153百万、投資有価証券12百万
	売掛金、受取手形、棚卸資産(換金性要注意)	売掛金456百万
	有形固定資産合計、土地	有形固定資産合計197百万、土地なし
	有形固定資産における土地の割合	0％
	売掛金・受取手形・棚卸資産の伸び率（売上高の伸びと比較）	ほぼ同等
	棚卸資産の変化（投資対効果について）	なし
	繰延税金資産について（税金として支払、費用化していない額）	46百万
	固定資産の償却方法は、定額法、定率法なのか	記載なし
	のれん代の有無と償却期間（最大20年、ふつうは、3～5年）	あり。期間の記載なし
	のれん代が、自己資本より大きい場合は注意	小さい
	貸倒引当金、前受金は少な過ぎないか	流動資産の貸倒引当金なし、前受金118百万
	社債・転換社債の有無（転換社債は要注意）	なし
	借金の状態（支払手形・買掛金・短期借入金、社債、長期借入金）	1年内返済予定の長期借入金280百万、長期借入金 690百万、負債合計1,955百万
	利益余剰金は、資本金と資本余剰金と比べ、小さすぎないか	同等
	評価差額金の割合	小さい
	新株予約権が多く発行されていないか、純資産での割合を確認	小さい
	少数株主持分が過大ではないか、有無の確認	181百万
	総資産の伸び(急な伸びは、事業拡大もしくはM＆A)	事業拡大
損益計算書	営業利益、伸び率は重要	伸びはあり
	特別利益、特別損失の項目は、多くなるべき項目ではない	特別損益38百万
キャッシュフロー	税引前当期純利益＋減価償却費－法人税≒営業CF	ほぼ同等
	投資CFの内容確認	無形固定資産の取得による支出
	財務CFは、マイナスが望ましい	プラス。長期借入れによる収入600百万

まとめ