基本情報
企業概要 | 企業名 | シェアリングテクノロジー |
証券コード/市場 | 3989/東証マザーズ | |
特徴 | 生活サービスに関わるマッチングサイト、プラットフォーム運営 | |
ホームページ | https://www.sharing-tech.jp/ | |
決算期 | 9月末日 | |
時価総額 | 19,714百万円 | |
株価 | 3,305 | |
ROA(総資産経常利益率) | 27.90% | |
PER(株価収益率)*会社予想 | (連)58.82% |
※2018/03/15 終値ベース
トンボの目
気になりながらもずっと調べなかった、シェアリングテクノロジーを調べてみました。
同社は、ライフサービス領域において、119ジャンル、全193サイトの「生活100番」を運営。訪問してみるとスッキリ使いやすく、印象は良かったです。
この主力事業で、2017年9月期の売上高は17.5億円(対前期比+54%)に成長、これらに加えて、新規事業として民泊型ホテル事業、アイディアリンク社のM&Aの基本合意等、成長に向けて突き進んでいます。
決算短信をみると社債が少しありますが、手持ちのキャッシュも多く、また固定資産の割合も少ないので、特段悪いところもありません。
今後は稼いだお金をどのように投資をしていくのか、この辺りを着目していきたいと思います。
中期経営計画では、2018年9月期、2019年9月期の2年間については戦略的投資期間、2020年9月期には経常利益17億円としていますからなんとも力強いです。
加えて、コールセンター向けAIの開発を行う株式会社6CNSへ出資と成長分野への投資もしっかりしています。
決算書の暗号を解く
※2017.11.10 平成29年9月期決算短信〔日本基準〕(非連結)
表紙 | 売上高、営業利益、経常利益の伸び率、バランス | 売上の伸びに比べて利益が大幅に伸びている |
当期純利益=経常利益×60% | 同等 | |
ROA伸び率(総資産経常利益率) | 11.3%→22.8%と伸び有り | |
営業CFの伸び率、バランス | 大幅に伸び有り | |
営業CFは、営業利益の60~120%程度か | 範囲内 | |
投資CFは、営業CF範囲内かどうか | 範囲内 | |
来期業績予想数値の合理性 | 売上は81%増、営業利益、経常利益は15%程度の伸び | |
会計処理方法の変更点 | 無 | |
経営成績/財政状態 | 数値の具体性 | なし |
新規事業のについて | なし(決算説明資料に記載有り) | |
悪材料について | 大幅に伸びている | |
貸借対照表 | 現金、預貯金、有価証券について(換金性) | 現金及び預金1,578,846千円 |
売掛金、受取手形、棚卸資産(換金性要注意) | 売掛金211,224千円 | |
固定資産(土地以外は、価値を確認) | 固定資産割合は12%(そのうち、ソフトウェアの割合が高い) | |
「現金、受取手形、売掛金及び有価証券」以外は将来の費用 | 少ない | |
(売掛金+受取手形)÷’売上高÷12ヶ月)、売上高との伸び | ほぼ変わらず、若干好転 | |
棚卸資産の変化(投資対効果について) | 非常に少ない | |
繰延税金資産について( 税金として支払、費用化していない額) | 流動資産項目16,837千円 固定資産項目9,490千円 | |
固定資産の償却方法は、定額法、定率法なのか | 記載なし | |
のれん代の有無と償却期間(最大20年、ふつうは、3~5年) | なし | |
のれん代と連結調整勘定の合計が、自己資本より大きい場合は注意 | なし | |
備えの引当金、前受金は少な過ぎないか | 引当金のみあり | |
社債の有無(とくに株式転換から株価高影響ある転換社債) | 1年内償還予定の社債 35,000千円、社債197,500千円 | |
借金の状態(支払手形・買掛金・短期借入金、社債、長期借入金) | 買掛金なし、未払金98,123千円 | |
利益余剰金は、資本金と資本余剰金と比べ、小さすぎないか | 294,900千円、今後の積み増し要 | |
純資産の部分を評価差額金割合→評価差額金は含み損益 | なし | |
新株予約権が多く発行されていないか、純資産での割合を確認 | 5,246千円 | |
少数株主持分が過大ではないか、有無の確認 | なし | |
総資産の伸び(急な伸びは、事業拡大もしくはM&A) | 伸びており、事業拡大 | |
損益計算書 | 営業利益、伸び率は重要 | 伸びており、伸び率も高い |
特別利益、特別損失の項目は、多くなるべき項目ではない | なし | |
当期純利益(普通は純利益の40%) | 同等 | |
営業利益は、同業他社に比べ、ずば抜けていないか | 22.80% | |
キャッシュフロー | 税引前当期純利益+減価償却費-法人税≒営業CF | 範囲内 |
投資CFの内容確認 | 主に差入保証金の差入による支出△128,417千円 | |
財務CFは、マイナスが望ましい | プラス(株式発行による収入が大きく883,200千円) |
まとめ
トンボ
今後も一定の需要が見込め、ストック型ビジネスでも有り、暫くは成長を遂げると判断出来る事業であり、中長期で買いと思います。