基本情報
企業概要 | 企業名 | クックパッド㈱ |
証券コード/市場 | 2139/東証1部 | |
特徴 | 料理レシピ専門サイト最大手 | |
ホームページ | https://cookpad.com/ | |
決算期 | 12月末日 | |
時価総額 | 68,835百万 | |
株価 | 641 | |
ROA(総資産経常利益率) | 資産合計税引前利益率16.0% | |
PER(株価収益率)*会社予想 | N/A |
※2018/02/2 終値ベース
トンボの目
「料理」への事業の集中を目指し、2016年12月期に売却を実施した子会社・グループ会社(計14社)、減損損失および持分法適用に伴う再測定による損失計上とリソースを投入する姿勢は好感できます。
これを受けて、のれんや非流動資産の割合も極めて小さく、大きく体質改善したと言えそうです。
またこれまでの利益余剰金がしっかりあり、同社の言う、2017年より「さらなる大きな成長のための事業基盤創りに再度注力する投資フェーズ」にも説得力を感じるものでした。
既存事業の伸び悩み、海外事業の安定まで暫く、課題はあるもののポジティブな要素を期待しつつ、2017年12月度決算結果が一つの指標となると感じる為、注目したいと思います。
尚、トンボは無料ユーザーでクックパッドを利用しており、酒のアテを時々作っていて、常に便利と感じていました。
最近では動画レシピサイトがありユーザー数に伸びがあるらしいですが、トンボは動画はいりません(多分同じスピードで料理ができない)
これらからある程度の基盤を構築した現在、そのポジションは揺るがないと判断。
過去2,500円位まで上がった株価も、本日終値641円、この辺りが買いのチャンス感じています。
決算書の暗号を解く
※2018.01.12 平成29年11月期決算短信〔日本基準〕(連結)
表紙 | 売上高、営業利益、経常利益の伸び率、バランス | 売り上げ伸びるも営業利益、経常利益ともにマイナス |
当期純利益=経常利益×60% | 同等ではない | |
ROA伸び率(総資産経常利益率) | 資産合計税引前利益率は16.0%(27.3%から低下) | |
営業CFの伸び率、バランス | 伸び有り | |
営業CFは、営業利益の60~120%程度か | 同等ではない | |
投資CFは、営業CF範囲内かどうか | 範囲内 | |
来期業績予想数値の合理性 | 記載なし | |
会計処理方法の変更点 | 会計上の見積りの変更有り | |
経営成績/財政状態 | 数値の具体性 | あり |
新規事業のについて | なし、料理への事業集中 | |
悪材料について | なし | |
貸借対照表 | 現金、預貯金、有価証券について(換金性) | 現金及び預金16,543,220千円 |
売掛金、受取手形、棚卸資産(換金性要注意) | 営業債権及びその他の債権2,689,501千円 | |
固定資産(土地以外は、価値を確認) | 非流動資産の割合は12%強 | |
「現金、受取手形、売掛金及び有価証券」以外は将来の費用 | 現預金の割合多い | |
(売掛金+受取手形)÷’売上高÷12ヶ月)、売上高との伸び | 売上は伸びているが営業債権は減っており良い傾向 | |
棚卸資産の変化(投資対効果について) | 大幅に減少、棚卸資産は19,497千円 | |
繰延税金資産について( 税金として支払、費用化していない額) | 821,519千円(非流動資産項目) | |
固定資産の償却方法は、定額法、定率法なのか | 記載なし | |
のれん代の有無と償却期間(最大20年、ふつうは、3~5年) | あり、子会社株式の売却及び減損処理に伴いのれんが6,236百万円減少 | |
のれん代と連結調整勘定の合計が、自己資本より大きい場合は注意 | 自己資本のほうが多い | |
備えの引当金、前受金は少な過ぎないか | 引当はシッカリ有り | |
社債の有無(とくに株式転換から株価高影響ある転換社債) | なし | |
借金の状態(支払手形・買掛金・短期借入金、社債、長期借入金) | 負債の割合そのものが小さい | |
利益余剰金は、資本金と資本余剰金と比べ、小さすぎないか | 大きい | |
純資産の部分を評価差額金割合→評価差額金は含み損益 | なし | |
新株予約権が多く発行されていないか、純資産での割合を確認 | なし | |
少数株主持分が過大ではないか、有無の確認 | 小さい | |
総資産の伸び(急な伸びは、事業拡大もしくはM&A) | 総資産は減少 | |
損益計算書 | 営業利益、伸び率は重要 | 減少 |
特別利益、特別損失の項目は、多くなるべき項目ではない | なし | |
当期純利益(普通は純利益の40%) | 適正ではない | |
営業利益は、同業他社に比べ、ずば抜けていないか | 29.8%と高い水準 | |
キャッシュフロー | 税引前当期純利益+減価償却費-法人税≒営業CF | 同等ではない |
投資CFの内容確認 | 子会社の投資 | |
財務CFは、マイナスが望ましい | マイナス(支払い配当金が主) |
まとめ
トンボ
買いのチャンス!?