基本情報
企業概要 | 企業名 | ㈱ロコンド |
証券コード/市場 | 3558/マザーズ | |
特徴 | 靴とファッションの通販サイト、「LOCONDO.jp」運営。倉庫受託、ECサイト支援などBtoBサービス育成 | |
ホームページ | https://www.locondo.co.jp/ | |
決算期 | 2月末日 | |
時価総額 | 15,332百万 | |
株価 | 2,819 | |
ROA(総資産経常利益率) | 10.10% | |
PER(株価収益率)*会社予想 | (単)39.42% |
※2018/01/15 終値ベース
トンボの目
トンボの好きなEC事業/通販サイト「LOCONDO.jp」を運営、これに加えてプラットフォーム事業を展開している企業となります。
平成29年2月期決算で増収増益、営業利益は黒字転換と今後が楽しみな企業です。
ただ、売上と売掛金の増加で、売掛金の増加割合が少し高いのが気になるところ。
ROAも10.1%、時価総額も150億程度と今後の伸びしろもあり、黒字転換後の平成30年2月期本決算の着地が非常に気になります。(繰延欠損金があることから営業利益伸びに注目したい)
今後の課題として、EC事業の返品率の低下、配送コストの抑制(外的要因)、サイト及び自社ブランド知名度向上をさせ、規模の拡大のみならず、利益余剰金を増やして企業体力を高めてほしいと思います。
昨年7月には、株主優待制度の導入、平成30年1月12日には、株式の2分割(基準日は2/28)と株主還元、2018年4月には中期経営計画発表予定とあり、引き続き注目、長期保有目的としたいと思います。
※上記記載した後に、IRニュース確認したところ、本決算後に公募増資及び第三者割当増資がなされており、資本金及び資本準備金が増加、自己資本比率も大幅に改善されていました。(失礼致しました。)成長に向けた更なる投資を期待いたします。
決算書の暗号を解く
※2017.04.10 平成29年2月期決算短信〔日本基準〕
表紙 | 売上高、営業利益、経常利益の伸び率、バランス | バランスはいい |
当期純利益=経常利益×60% | 経常利益より当期純利益のほうが多い | |
ROA伸び率(総資産経常利益率) | 伸び有り(10.1%と大幅に改善) | |
営業CFの伸び率、バランス | マイナス | |
営業CFは、営業利益の60~120%程度か | 営業CFはマイナス | |
投資CFは、営業CF範囲内かどうか | 範囲外 | |
来期業績予想数値の合理性 | プラットフォームビジネス、高い成長を予想 | |
会計処理方法の変更点 | 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更有り | |
経営成績/財政状態 | 数値の具体性 | あり |
新規事業のについて | なし | |
悪材料について | 「事業リスク」項目あり | |
貸借対照表 | 現金、預貯金、有価証券について(換金性) | 現金預金946,269千円 |
売掛金、受取手形、棚卸資産(換金性要注意) | 売掛、商品及び貯蔵品677,737千円 | |
固定資産(土地以外は、価値を確認) | 固定資産の割合は資産の20%程度と小さい | |
「現金、受取手形、売掛金及び有価証券」以外は将来の費用 | 凡そ半分が将来の費用(現金と売掛金で資産の半分) | |
(売掛金+受取手形)÷’売上高÷12ヶ月)、売上高との伸び | 売上増と売掛金の伸びが一致しない | |
棚卸資産の変化(投資対効果について) | 商品が大幅に増加している | |
繰延税金資産について( 税金として支払、費用化していない額) | 103,119千円(繰越欠損金) | |
固定資産の償却方法は、定額法、定率法なのか | 定率法を採用、建物(建物附属設備を除く)については定額法 | |
のれん代の有無と償却期間(最大20年、ふつうは、3~5年) | なし | |
のれん代と連結調整勘定の合計が、自己資本より大きい場合は注意 | なし | |
備えの引当金、前受金は少な過ぎないか | あり | |
社債の有無(とくに株式転換から株価高影響ある転換社債) | なし | |
借金の状態(支払手形・買掛金・短期借入金、社債、長期借入金) | 買掛金51,798千円、受託販売預り金311,726千円、短期借入金200,000千円 | |
利益余剰金は、資本金と資本余剰金と比べ、小さすぎないか | 当期プラス転、298,496千円 | |
純資産の部分を評価差額金割合→評価差額金は含み損益 | なし | |
新株予約権が多く発行されていないか、純資産での割合を確認 | なし | |
少数株主持分が過大ではないか、有無の確認 | 1,021千円 | |
総資産の伸び(急な伸びは、事業拡大もしくはM&A) | 事業拡大 | |
損益計算書 | 営業利益、伸び率は重要 | 黒字化 |
特別利益、特別損失の項目は、多くなるべき項目ではない | なし | |
当期純利益(普通は純利益の40%) | 一致しない、欠損金の繰越控除のため | |
営業利益は、同業他社に比べ、ずば抜けていないか | 普通 | |
キャッシュフロー | 税引前当期純利益+減価償却費-法人税≒営業CF | 同等ではない |
投資CFの内容確認 | 敷金及び保証金とEC基幹システムへの投資 | |
財務CFは、マイナスが望ましい | マイナス(主に短期借入金の増加) |
まとめ
トンボ
長期保有としたいと思います。