銘柄分析

出前業界の革命児、「出前館」有する夢の街創造委員会

基本情報

企業概要 企業名 夢の街創造委員会㈱
証券コード/市場 2484/東証ジャスダック
特徴 出前仲介サイト「出前館」運営、その他飲食店向け食材通販も展開
ホームページ http://yumenomachi.co.jp/
決算期 8月末日
時価総額 84,235百万円
株価 1,898
ROA(総資産経常利益率) 16.20%
PER(株価収益率)*会社予想 (連)160.71%

※2018/03/09 終値ベース

トンボの目

これまでの出前は「チラシ」という紙媒体で情報発信を行い、「電話」という通信媒体でオーダー受注を行ったのを「出前館」サイトで注文できるようにしたのが同社、現在はNo1の地位を占めるまで成長性しています。

ビジネスそのものは古くからありますが、インターネットを用いたのが正解だったみたいです。

主力の宅配事業は、当連結会計年度末におけるアクティブユーザー数が約235万人(前期比22.9%増)となり、また加盟店舗数は15,318店舗、オーダー数も約1,728万件(前期比27.7%増)。

これらの結果から当連結会計年度の出前館事業セグメントにおける売上内訳は、基本運営費339,613千円、オーダー手数料1,938,233千円、広告収入33,262千円、システム受託開発38,552千円、その他1,149,600千円、セグメント売上高は3,499,261千円(前期比38.8%増)となり、順調そのものです。

同社の中期経営計画では、平成32年度8月期で売上高9,416百万、営業利益2,861百万で計画されていることから将来性も期待できると思います。

また足元では、Amazon Pay決済、ゲスト注文機能、LINE株式会社との資本提携・業務提携をし、LINEを使ったプッシュ型ネット宅配注文サービス「LINEデリマ」を開始、利便性向上を図る努力も見えます。

今後、自店で配達手段を持たない飲食店に代行して出前の配達を行う「シェアリングデリバリー™」提携先を増やし、懸案の通販事業がどこまで飛躍できるか、同時にライドオン・エクスプレスのように競合他社の動向、このあたりも注目したいと思います。

決算書の暗号を解く

※2017.10.12 平成29年8月期決算短信〔日本基準〕(連結)

表紙 売上高、営業利益、経常利益の伸び率、バランス 増収増益でバランスも非常良い
当期純利益=経常利益×60% 同等
ROA伸び率(総資産経常利益率) 16.2%→18.8%と伸び有り
営業CFの伸び率、バランス 伸び有り、バランスも良い
営業CFは、営業利益の60~120%程度か 範囲内
投資CFは、営業CF範囲内かどうか 範囲内
来期業績予想数値の合理性 増収増益で計画、利益の伸びは小さい
会計処理方法の変更点
経営成績/財政状態 数値の具体性 あり
新規事業のについて なし
悪材料について なし
貸借対照表 現金、預貯金、有価証券について(換金性) 現金及び預金2,262,804千円
売掛金、受取手形、棚卸資産(換金性要注意) 売掛金407,735千円
固定資産(土地以外は、価値を確認) 固定資産割合は20%(ソフトウェアの割合が高い)
「現金、受取手形、売掛金及び有価証券」以外は将来の費用 少ない
(売掛金+受取手形)÷’売上高÷12ヶ月)、売上高との伸び ほぼ変わらず
棚卸資産の変化(投資対効果について) 商品及び製品は減少
繰延税金資産について( 税金として支払、費用化していない額) 流動資産項目22,637千円 固定資産項目37,888千円
固定資産の償却方法は、定額法、定率法なのか 記載なし
のれん代の有無と償却期間(最大20年、ふつうは、3~5年) 68,655千円、償却期間不明
のれん代と連結調整勘定の合計が、自己資本より大きい場合は注意 小さい
備えの引当金、前受金は少な過ぎないか 引当金少ない、前受金なし
社債の有無(とくに株式転換から株価高影響ある転換社債) なし
借金の状態(支払手形・買掛金・短期借入金、社債、長期借入金) 支払手形及び買掛金111,812千円、1年以内返済予定の長期借入75,455千円
利益余剰金は、資本金と資本余剰金と比べ、小さすぎないか 1,388,457千円
純資産の部分を評価差額金割合→評価差額金は含み損益 その他の包括利益累計額合計 31,270千円
新株予約権が多く発行されていないか、純資産での割合を確認 8,280千円
少数株主持分が過大ではないか、有無の確認 6,073千円
総資産の伸び(急な伸びは、事業拡大もしくはM&A) 事業拡大
損益計算書 営業利益、伸び率は重要 伸びており、伸び率も高い
特別利益、特別損失の項目は、多くなるべき項目ではない 特損が一億強と割合が多い
当期純利益(普通は純利益の40%) 同等
営業利益は、同業他社に比べ、ずば抜けていないか 16.20%
キャッシュフロー 税引前当期純利益+減価償却費-法人税≒営業CF 同等ではない
投資CFの内容確認 無形固定資産の取得による支出263,806千円が大きい
財務CFは、マイナスが望ましい マイナス(借入金返済、自己株式の取得、配当金支払い)

まとめ

トンボ
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株価は既に過熱感あること及び市場性(ある程度で頭打ち)ひとまず様子見と判断します。
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