銘柄分析

証跡管理システムが好調、エンカレッジ・テクノロジ

基本情報

企業概要 企業名 エンカレッジ・テクノロジ㈱
証券コード/市場 3682/マザーズ
特徴 証跡管理ソフトウェアの開発、保守ならびに販売、コンサルティング。顧客は金融大手等
ホームページ http://www.et-x.jp/
決算期 3月末日
時価総額 7,464百万円
株価 2156
ROA(総資産経常利益率) 14.10%
PER(株価収益率)*会社予想 (連)21.27%

※2018/02/28 終値ベース

トンボの目

企業におけるシステム運用管理と統制、セキュリティ対策をご支援する会社となります。

マルウェア対策ファイル無害化、分離ネットワークでのファイル受け渡し、ESS FileGate クラウド型アクセス、証跡管理アクセス管理と証跡管理等、正直トンボには、同社の事業の概要はわかるもののサービスそのものが優れているのか、そうでないのかさっぱりわからない企業です。

決算書は連結決算に移行したことから前年度記載なく比較ができませんが、B/Sを見る限り、堅実さと安定感は伝わってきます。

利益余剰金、現預金の比率、売掛金の少なさ、また固定資産の割合が低さ、自己資本の高さは、投資に対して気持ちを前向きにしてくれます。

また時価総額も現在74億円程度と小さく、また営業利益率、ROA、保守サービスのストックビジネス、決算説明会資料で東証1部を目指すと記載されていることから、基本方針としては「買い」と考えてします。

決算書の暗号を解く

※2017.05.15 平成29年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

表紙 売上高、営業利益、経常利益の伸び率、バランス 個別業績からは増収減益
当期純利益=経常利益×60% 同等
ROA伸び率(総資産経常利益率) 14.10%
営業CFの伸び率、バランス 前年度記載なし
営業CFは、営業利益の60~120%程度か 範囲内
投資CFは、営業CF範囲内かどうか 範囲内
来期業績予想数値の合理性 増収増益の予想も大幅な増え方ではない
会計処理方法の変更点 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更
経営成績/財政状態 数値の具体性 あり
新規事業のについて なし
悪材料について あり
貸借対照表 現金、預貯金、有価証券について(換金性) 現金及び預金2,837,603千円
売掛金、受取手形、棚卸資産(換金性要注意) 売掛金291,427千円
固定資産(土地以外は、価値を確認) 固定資産割合は7%と非常に小さい
「現金、受取手形、売掛金及び有価証券」以外は将来の費用 小さい
(売掛金+受取手形)÷’売上高÷12ヶ月)、売上高との伸び 前年度記載なし
棚卸資産の変化(投資対効果について) なし
繰延税金資産について( 税金として支払、費用化していない額) 流動資産項目21,652千円 固定資産項目71,277千円
固定資産の償却方法は、定額法、定率法なのか 平成28年4月1日以後に取得した建物附属設備及び構築物に係る減価償却方法を定率法から定額法に変更
のれん代の有無と償却期間(最大20年、ふつうは、3~5年) 20,443千円
のれん代と連結調整勘定の合計が、自己資本より大きい場合は注意 問題なし
備えの引当金、前受金は少な過ぎないか 前受金はしっかりとある
社債の有無(とくに株式転換から株価高影響ある転換社債) なし
借金の状態(支払手形・買掛金・短期借入金、社債、長期借入金) 買掛金25,090千円、未払金63,629千円と少ない
利益余剰金は、資本金と資本余剰金と比べ、小さすぎないか 非常に沢山の利益余剰金あり
純資産の部分を評価差額金割合→評価差額金は含み損益 その他の包括利益累計額合計 1,349千円
新株予約権が多く発行されていないか、純資産での割合を確認 なし
少数株主持分が過大ではないか、有無の確認 なし
総資産の伸び(急な伸びは、事業拡大もしくはM&A) 前年度記載なし
損益計算書 営業利益、伸び率は重要 伸びていない
特別利益、特別損失の項目は、多くなるべき項目ではない なし
当期純利益(普通は純利益の40%) 同等
営業利益は、同業他社に比べ、ずば抜けていないか 25.20%
キャッシュフロー 税引前当期純利益+減価償却費-法人税≒営業CF 同等
投資CFの内容確認 無形固定資産の取得による支出と連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出
財務CFは、マイナスが望ましい マイナス

まとめ

トンボ
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同社のサービスの評判等々聞ける立場があればなおのことベターですが…。
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