銘柄分析

航空券インターネット取り扱いNo1のエアトリ

エアトリって、名前は聞いたことありました。

航空券取扱というのも知っていましたが、5事業を展開する企業で、事業とには投資事業までありました。

調べてみると勉強になりますよね。

基本情報

企業名 (株)エアトリ
証券コード/市場 6191/東証1部
特徴 エアトリ旅行事業、訪日旅行事業、ITオフショア開発事業、ライフイノベーション事業と投資事業の5事業を展開
ホームページ https://www.airtrip.co.jp/
決算期 9月末日
時価総額 26,437百万
株価 1,314
PER(株価収益率) N/A
ROA(総資産経常利益率) 2.3%

※2020/08/21 終値ベース

事業内容

主力事業は、航空券インターネット取扱高No.1となった総合旅行プラットフォーム「エアトリ」を運営となります。

航空会社との強固なアライアンス及び東日本旅客鉄道との契約締結により、国内全路線の比較予約販売、並びに新幹線の予約販売も手掛けています。

その他、訪日旅行事業、ITオフショア開発事業、ライフイノベーション事業、投資事業と手広く事業を行っているのが特徴となります。

詳しくは、事業案内を参照してみてください。

トンボとしては、投資事業がはいっているので、敬遠する会社となります。

業績

売上収益は24,281百万円(前年同期比+95.0%増)、営業利益は744百万円(前年同期比39.9%減)、税引前利益653百万円(前年同期比46.7%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は708百万円(前年同期比24.8%減)となっています。

コア事業であるオンライン旅行事業の売上収益は21,445百万円(前年同期比+211.6%)、セグメント利益は1030百万円(前年同期比+296.8%)と割合が非常に大きくなっています。

決算書チェック

2019年9月期  決算短信〔IFRS〕(連結)

表紙

売上は伸びてますが、利益は低下となっています。

来期業績は、オリンピックが開かれることが前提となっており、以降の四半期決算を踏まえる必要ありそうです。

売上高、営業利益、経常利益の伸び率、バランス 売上は急増、営業利益、当期利益は大幅に低下。
当期純利益=経常利益×60% 同等ではない。
ROA伸び率(総資産経常利益率) 7.4%から2.3%へ低下
営業CFの伸び率、バランス マイナス
営業CFは、営業利益の60~120%程度か マイナス
投資CFは、営業CF範囲内かどうか 範囲外。営業CFがマイナス
来期業績予想数値の合理性 非常に高い伸びであり要注意。また東京五輪をベースにしており、コロナ前の予想数値である。
会計処理方法の変更点 なし

経営成績/財政状態

投資事業として、投資先が62社あります。

数値の具体性 なし
新規事業のについて 2019年9月現在、投資先を62社
悪材料について なし

貸借対照表

業態なのか売掛の伸びが低く、また棚卸資産が少なく投資効率も良さそうです。

気になるのはのれん代の5,861百万。自己資本に占める割合も大きく、これは注意が必要です。

売掛金・受取手形・棚卸資産の伸び率(売上高の伸びと比較) 売上進捗と比べ、売掛金の伸びは非常に低い
棚卸資産の変化(投資対効果について) 効率は良い
繰延税金資産について(税金として支払、費用化していない額) 272百万
固定資産の償却方法は、定額法、定率法なのか 記載なし
のれん代の有無と償却期間(最大20年、ふつうは、3~5年) 5,861百万
のれん代が、自己資本より大きい場合は注意 自己資本の半分程度と大きい
貸倒引当金、前受金は少な過ぎないか 小さい
社債・転換社債の有無(転換社債は要注意) なし
借金の状態(支払手形・買掛金・短期借入金、社債、長期借入金) 流動負債合計15,675百万円
利益余剰金は、資本金と資本余剰金と比べ、小さすぎないか 2,663百万とあるが自己資本も小さく積み上げ要。
評価差額金の割合 小さい
新株予約権が多く発行されていないか、純資産での割合を確認 多くない
少数株主持分が過大ではないか、有無の確認 なし
総資産の伸び(急な伸びは、事業拡大もしくはM&A) 事業拡大

損益計算書

利益の低下は販管費の増大でした。

営業利益、伸び率は重要 営業利益は低下。販売費及び一般管理費が大幅に増加。
特別利益、特別損失の項目は、多くなるべき項目ではない なし

キャッシュフロー

成長企業のキャッシュフローといった印象です。まだ少し安定感が足りません。

税引前当期純利益+減価償却費-法人税≒営業CF 同等ではない。
投資CFの内容確認 無形資産の取得による支出1,200百万
財務CFは、マイナスが望ましい 長期借り入れと株式発行収入でプラス

まとめ

売上、利益を考えても時価総額250億前後と悪くない銘柄です。

ただ、コロナの影響は避けられないこと、投資事業を持っている会社は買わないスタンスですので監視対象外とします。

トンボ
トンボ
投資する先の投資事業まで正直内容わからず買えません(T_T)
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