基本情報
企業概要 | 企業名 | (株)JAC リクルートメント |
証券コード/市場 | 2124/東証1部 | |
特徴 | 人材紹介業の準大手。高年収層に特化した転職エージェント、外資系に強い | |
ホームページ | http://www.jac-recruitment.jp/ | |
決算期 | 12月末日 | |
時価総額 | 44,471百万円 | |
株価 | 1,077 | |
PER(株価収益率) | (連)10.95 | |
ROA(総資産経常利益率) | 31.40% |
※2020年3月24日株価ベース
トンボの目
トンボが、転職する際に利用した人材紹介の会社となります。
お世話になって、同社のサービスには満足しており、少しひいき目で見てしまっているかもしれませんので、そこは割り引いて下さい。
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転職することで、何かは変わる
今のまま、この会社で...
2019年12月期、国内人材紹介事業は好調で、前年同期比11.3%増の20,846百万円となりました。
一方、海外事業が苦戦しており、売上高は25.8%減の2,976百万円となっています。細かい理由が記載されておらず詳細がわからないのが残念です。
2020年12月期の連結業績予想は、売上高26,178百万円、営業利益6,140百万円、経常利益6,145百万、当期純利益4,019百万円を見込んでいて期待が持てそうです。
ただし、「これは新型肺炎の感染拡大による影響を見込んでおりません」と記載あり、今新型肺炎がどこまで継続するのか、動向を見極める必要ありそうです。
また財務状況もよく、自己資本比率(78.3%)、利益余剰金 13,872 百万、現在の株価だと予想配当利回りも高く、魅力的だと思います。
最後に同社が発表した中期経営計画では、2022年の目指す姿として連結売上高361億円、連結当期純利益71億円と力強くあります。
実現するための、具体的なアクションを期待したいと思います。
長期的保有するのであれば、良いタイミングと思います。
決算書の暗号を解く
2019年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
表紙 | 売上高、営業利益、経常利益の伸び率、バランス | バランスは良いが、売上高の伸び率が低下 |
当期純利益=経常利益×60% | 当期純利益は70%程度 | |
ROA伸び率(総資産経常利益率) | 0.5%低下も高いROA | |
営業CFの伸び率、バランス | 伸び率低下 | |
営業CFは、営業利益の60~120%程度か | 営業CFが少ない | |
投資CFは、営業CF範囲内かどうか | 範囲内も投資CFが少ない | |
来期業績予想数値の合理性 | 売上の伸びに対して、営業利益、経常利益ともにマイナス | |
会計処理方法の変更点 | 会計基準の改正に伴う会計方針の変更あり | |
経営成績/財政状態 | 数値の具体性 | あり |
新規事業のについて | なし | |
悪材料について | 海外売上高の低下(生産性の低下程度の理由しか記載なし) | |
貸借対照表 | 現金、預貯金、有価証券について(換金性) | 現金預金11,397百万、投資有価証券2,406百万 |
売掛金、受取手形、棚卸資産(換金性要注意) | 売掛金1,215百万 | |
固定資産(土地以外は、価値を確認) | 有形固定資産合計648百万 | |
「現金、受取手形、売掛金及び有価証券」以外は将来の費用 | 将来の費用:30% | |
売掛金・受取手形・棚卸資産の伸び率(売上高の伸びと比較) | 問題なし | |
棚卸資産の変化(投資対効果について) | 貯蔵品が4百万 | |
繰延税金資産について( 税金として支払、費用化していない額) | 691百万 | |
固定資産の償却方法は、定額法、定率法なのか | 定率法を採用、但し2016年4月以降に取得した建物附属設備および構築物は定率法 | |
のれん代の有無と償却期間(最大20年、ふつうは、3~5年) | あり。11年および12年の定額法 | |
のれん代と連結調整勘定の合計が、自己資本より大きい場合は注意 | 小さい | |
貸倒引当金、前受金は少な過ぎないか | 22百万 | |
社債・転換社債の有無(転換社債は要注意) | なし | |
借金の状態(支払手形・買掛金・短期借入金、社債、長期借入金) | 未払費用1,690百万のみ | |
利益余剰金は、資本金と資本余剰金と比べ、小さすぎないか | 十分な利益余剰金あり | |
評価差額金の割合 | 小さい | |
新株予約権が多く発行されていないか、純資産での割合を確認 | 新株予約件は、105百万のみ | |
少数株主持分が過大ではないか、有無の確認 | なし | |
総資産の伸び(急な伸びは、事業拡大もしくはM&A) | 利益余剰金の拡大 | |
損益計算書 | 営業利益、伸び率は重要 | 伸びあり |
特別利益、特別損失の項目は、多くなるべき項目ではない | 若干特別損失計上 | |
キャッシュフロー | 税引前当期純利益+減価償却費-法人税≒営業CF | 同等 |
投資CFの内容確認 | 固定資産取得に484百万 | |
財務CFは、マイナスが望ましい | 自己株式取得で574百万 |
まとめ
トンボ
決算書の内容やサービスもよく、中期経営計画の進捗を見ながら長期保有かな。