基本情報
企業概要 | 企業名 | ㈱ミダック |
証券コード/市場 | 6564/東証1部 | |
特徴 | 東海地方中心、産業廃棄物の処理業者。最終処分まで手掛ける | |
ホームページ | http://www.midac.jp/ | |
決算期 | 3月末日 | |
時価総額 | 22,008百万円 | |
株価 | 1,644 | |
PER(株価収益率) | (連)25.26% | |
ROA(総資産経常利益率) | 13.70% |
※2020/05/29 終値ベース
トンボの目
同社は、グループ全体では12自治体、29の許可証(グループ全体)を保有していて、産業廃棄物の回収、中間処理、最終処分まで行っている会社となります。
技術的に減量化、減容化、安定化、無害化し、環境に対する影響が極力小さくすることが要求され、それぞれの廃棄物の特性に合わせた処理を行う必要があり、ただ集めて回収、処分ではないそうです。
これは勉強になりました。
また富士宮事業所では、一般廃棄物(家庭から排出されるごみなど、各地方自治体に処理責任がある廃棄物)の焼却も許可を取得してとあり廃棄物処分事業子会社の株式会社ミダックはまなの受託量が増加しています。
廃棄物処理業界は、中国による廃プラスチック等の輸入禁止措置の影響により、国内で処理しなければならない廃棄物量が増加しています。
今は、全体では落ち着きは見られるものの一部の産業廃棄物処理施設では依然として処理能力が逼迫する状況が続いているようで、事業環境としては良好のようです。
新規管理型最終処分場である奥山の杜クリーンセンターも、2022年4月以降の稼働と記載もあり成長に向けた投資も進んでいます。
当期の売上高は5,213百万円(前年同期比11.5%増)、営業利益は1,495百万円(同 36.2%増)、経常利益は1,446百万円(同32.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は795百万円(同40.3% 増)となりました
焼却処理及び水処理といった中間処理のセグメントが好調に推移して、売上高は4,350百万円(同13.0%増)となり、セグメント利益 は1,916百万円(同33.8%増)となっています。
また決算書もお手本のような感じでとても美しいです。
自治体の代わりになるごみ処理も行っていますが、あまり知られておらず、狙い目だと思います。
急激な業績の上昇はないにせよ、安定感のある企業と考えます。
決算書の暗号を解く
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
表紙 | 売上高、営業利益、経常利益の伸び率、バランス | バランスは良い |
当期純利益=経常利益×60% | 同等 | |
ROA伸び率(総資産経常利益率) | 12.7%から13.7%に上昇 | |
営業CFの伸び率、バランス | 伸びはあり | |
営業CFは、営業利益の60~120%程度か | 範囲内 | |
投資CFは、営業CF範囲内かどうか | 範囲内 | |
来期業績予想数値の合理性 | 合理性がある | |
会計処理方法の変更点 | なし | |
経営成績/財政状態 | 数値の具体性 | なし |
新規事業のについて | 新規管理型最終処分場である奥山の杜クリーンセンターにおきましては、2022年4月以降の稼働 | |
悪材料について | なし | |
貸借対照表 | 現金、預貯金、有価証券について(換金性) | 現金預金3,756百万 |
売掛金、受取手形、棚卸資産(換金性要注意) | 受取手形及び売掛金612百万 | |
有形固定資産合計、土地 | 固定資産合計5,128百万、土地1,343百万 | |
有形固定資産における土地の割合 | 26% | |
売掛金・受取手形・棚卸資産の伸び率(売上高の伸びと比較) | 売掛金の伸び率が高い | |
棚卸資産の変化(投資対効果について) | 減っている | |
繰延税金資産について(税金として支払、費用化していない額) | 123百万 | |
固定資産の償却方法は、定額法、定率法なのか | 記載なし | |
のれん代の有無と償却期間(最大20年、ふつうは、3~5年) | あり。償却期間は記載なし | |
のれん代が、自己資本より大きい場合は注意 | 自己資本4,382百万、のれん代1,398百万 | |
貸倒引当金、前受金は少な過ぎないか | 最終処分場維持管理引当金574百万 | |
社債・転換社債の有無(転換社債は要注意) | 社債あり | |
借金の状態(支払手形・買掛金・短期借入金、社債、長期借入金) | 短期借入金3,121百万、長期借入金2,012百万 | |
利益余剰金は、資本金と資本余剰金と比べ、小さすぎないか | 2,375百万と多い | |
評価差額金の割合 | なし | |
新株予約権が多く発行されていないか、純資産での割合を確認 | 小さい | |
少数株主持分が過大ではないか、有無の確認 | なし | |
総資産の伸び(急な伸びは、事業拡大もしくはM&A) | 事業拡大 | |
損益計算書 | 営業利益、伸び率は重要 | 伸びはあり |
特別利益、特別損失の項目は、多くなるべき項目ではない | なし | |
キャッシュフロー | 税引前当期純利益+減価償却費-法人税≒営業CF | 同等 |
投資CFの内容確認 | 有形固定資産の取得 | |
財務CFは、マイナスが望ましい | プラス(主に借入金) |
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