子供と散歩した時の話。
自宅から最寄り駅のあいだに昔ながらのパン屋があります。
パン屋といっても、サンドイッチなどの調理パンが主体で、その他惣菜を売っているお店です。
このお店、一日一回、サンドイッチを作る際にでる「パンの耳」が、店先に「ご自由にどうぞ」と張り紙とともにおいてあります。
子供とぶらぶら散歩していると、
子どもが「耳パンある!」と駆け寄り、「パパ、持って帰ろう!」といいました。
正直、これには少し悩みました。
張り紙があっても、人の目を気にする自分がいました。
なんとなく何も買わずに、耳パンだけを持ち去ることはできません。
「ご自由にどうぞ」と書いてあるので、子供に駄目とも言えません。
ただ、上手く子供に説明しづらく、悩みながら、もじもじしてました。
そうこうしているうちに、子供が、
「ぱんのみみ、ください!」
とお店の人にサクッと一言、
「どうぞ、どうぞ」
ってかえってきました。簡単な言葉でした。
ただ、大人になると、この簡単な言葉が出てきません。
ふと、「仕事も同じ、なにかあと一言あれば、今より上手く進められるのだろう」と、思いました。
パンの耳をもらった帰り道、子どもが「おうちかえって、おやつでみんなでたべようね!」って嬉しそうにいいました(#^.^#)
その姿をみて、やはり少し素直が一番、そう感じました。