銘柄分析

電子カルテシェア20%、ソフトウェア・サービス

基本情報

企業概要 企業名 (株)ソフトウェア・サービス
証券コード/市場 3733/東証JQS
特徴 病院向け情報伝達システム展開、電子カルテシェア20%。ハードウェアの販売から保守まで
ホームページ https://www.softs.co.jp/
決算期 10月末日
時価総額 67,502百万
株価 12,300
PER(株価収益率) (単)22.42
ROA(総資産経常利益率) 16.20%

※2020/06/18 終値ベース

トンボの目

病院向けの情報伝達システムの会社となります。

システムだけではなく、ハードから保守まで行うということで、なんとなく安定感がある感じがしますよね。

Source:ソフトウェア・サービス

また同社の良いところは、導入実績がホームページ上に掲載されていて、非常に親切なところ。こういう丁寧な会社は、信頼できますし、ホームベージも無骨でした。

またトレンドでもある、電子カルテ。同社のシェアは20%と発表されています。

最新情報(2020年4月30日現在導入実績)
ソフトウェア・サービス 694病院(公的・準公的病院:139 民間病院:555)

当期の売上高は22,353百万(前期比27.2%増)、営業利益3,868百万(前期比7.3%増)、経常利益3,905百万(前期比6.8%増)、当期純利益2,702百万、(前期比6.8%増)いずれも、素晴らしい成績となりました。

決算書は、投資CFが非常に大きかったのことを除けば、大きな違和感はありませんでした。

また投資CFは、2022年春を目途に、「東京支社」を建設するために 大田区山王に用地取得したことによるキャッシュアウトとなります。土地であれば仕方なしであり、納得です。

またコロナ禍に発表があった2020年10月期第2四半期決算短信〔日本基準〕非連結)も立派な数字でした。

決算書の暗号を解く

2019年10月期 決算短信[日本基準](非連結)

表紙 売上高、営業利益、経常利益の伸び率、バランス 売上が27.2%伸びているにも関わらず、営業利益、経常利益共に低い伸び(7%前後)
当期純利益=経常利益×60% 当期純利益が少し多い
ROA伸び率(総資産経常利益率) 17.9%から16.2%へ低下
営業CFの伸び率、バランス 売上拡大しているがマイナスの伸び
営業CFは、営業利益の60~120%程度か 問題ない
投資CFは、営業CF範囲内かどうか 範囲外、投資が多い
来期業績予想数値の合理性 適正な数値。但し、コロナ前の為、四半期別に確認必要
会計処理方法の変更点 なし
経営成績/財政状態 数値の具体性 なし。但し、ホームページで導入先が明確に記載されている。
新規事業のについて なし
悪材料について なし
貸借対照表 現金、預貯金、有価証券について(換金性) 現金預金4,582百万(前期末11,457百万のため、大幅に減)
売掛金、受取手形、棚卸資産(換金性要注意) 売掛金3,181百万
有形固定資産合計、土地 有形固定資産14,535百万、土地11,558百万
有形固定資産における土地の割合 79%
売掛金・受取手形・棚卸資産の伸び率(売上高の伸びと比較) 売上の伸び以上に売掛は伸びておらずOK
棚卸資産の変化(投資対効果について) 効率は良い
繰延税金資産について(税金として支払、費用化していない額) 351百万
固定資産の償却方法は、定額法、定率法なのか 記載なし
のれん代の有無と償却期間(最大20年、ふつうは、3~5年) なし
のれん代が、自己資本より大きい場合は注意 なし
貸倒引当金、前受金は少な過ぎないか 少ない
社債・転換社債の有無(転換社債は要注意) なし
借金の状態(支払手形・買掛金・短期借入金、社債、長期借入金) 買掛金が大幅に増加2,129百万
利益余剰金は、資本金と資本余剰金と比べ、小さすぎないか 潤沢
評価差額金の割合 小さい
新株予約権が多く発行されていないか、純資産での割合を確認 なし
少数株主持分が過大ではないか、有無の確認 なし
総資産の伸び(急な伸びは、事業拡大もしくはM&A) 事業拡大
損益計算書 営業利益、伸び率は重要 伸びはあり
特別利益、特別損失の項目は、多くなるべき項目ではない なし
キャッシュフロー 税引前当期純利益+減価償却費-法人税≒営業CF 同等ではない
投資CFの内容確認 有形固定資産への投資9,209百万と大きい
財務CFは、マイナスが望ましい マイナス

まとめ

トンボ
トンボ
なにか保有株を手放して購入しようか悩み中。
ブログランキング参加中♪
トンボ
トンボ
記事が気に入ったらバナーをクリック!ランキングに点数が入り、トンボが大喜びする仕組みです(・∀・)

にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ
にほんブログ村