ヤフーファイナンスの株式ランキングをみていて、S高となっていたので調べてみました。
フューチャーショップ、2020年4月〜6月の流通額が432億円。7業種で昨対比200%超というのが8/17にリリースされていたので、これが影響なのでしょうか?
基本情報
企業名 | (株)コマース1 |
証券コード/市場 | 4496/東証マザーズ |
特徴 | 中堅・中小ECサイト運営支援をSaaS型で提供。バックヤードのカスタマイズも手掛ける |
ホームページ | https://www.cm-one.jp/ |
決算期 | 3月末日 |
時価総額 | 26,783百万 |
株価 | 7,120 |
PER(株価収益率) | (単)114.6 |
ROA(総資産経常利益率) | N/A |
※2020/08/21 終値ベース
事業内容
同社は、株式会社フューチャーショップ、株式会社ソフテル、株式会社TradeSafeの3社を統括しています。
連結事業子会社は、3社となります。ECサイト運営を支援するサービスをSaaS形式にて提供するECプラットフォーム事業を国内中堅・中小ECサイト運営企業向けに展開しているようです。
- 株式会社フューチャーショップ(ECサイトの構築・運用をSaaSで提供)
- 株式会社ソフテル(ECサイトの販売管理・在庫管理システム)
- 株式会社TradSafe(ECサイトの認証・データ解析)
事業は、ECプラットフォーム事業の単一セグメントとなっていました。
業績 / 2021年3月期 第1四半期
同社のECプラットフォーム事業における売上高は586百万円、営業利益は131百万円、経常利益は123百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は77百万円となりました。
主要な子会社である株式会社フューチャーショップの売上高は437百万となっています。
決算書チェック
2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
表紙
四半期決算ですが、売上利益のバランスは良かったです。
来期の業績予想も据え置き、コロナでもあまり影響ないようです。
売上高、営業利益、経常利益の伸び率、バランス | 売上高、営業利益、経常利益のバランス良し |
当期純利益=経常利益×60% | 同等ではない。 |
ROA伸び率(総資産経常利益率) | 記載なし |
営業CFの伸び率、バランス | 記載なし |
営業CFは、営業利益の60~120%程度か | 記載なし |
投資CFは、営業CF範囲内かどうか | 記載なし |
来期業績予想数値の合理性 | 無理はないがほぼ横ばい。営業利益と経常利益はマイナス予想 |
会計処理方法の変更点 | なし |
経営成績/財政状態
シンプルすぎて何も情報ありませんでした。
数値の具体性 | なし |
新規事業のについて | なし |
悪材料について | なし |
貸借対照表
良かったこととは有形固定資産が少なく身軽ということ。また仕掛品が減っていて、こちらも好印象となります。
上場後間もないですが、利益余剰金もあって、こちらも安心材料となりますよね。
現金、預貯金、有価証券について(換金性) | 現金預金1,030百万 |
売掛金、受取手形、棚卸資産(換金性要注意) | 174百万 |
有形固定資産合計、土地 | 有形固定資産79百万 |
有形固定資産における土地の割合 | 不明 |
売掛金・受取手形・棚卸資産の伸び率(売上高の伸びと比較) | 売掛金は横ばい |
棚卸資産の変化(投資対効果について) | 仕掛品は半減 |
繰延税金資産について(税金として支払、費用化していない額) | なし |
固定資産の償却方法は、定額法、定率法なのか | 記載なし |
のれん代の有無と償却期間(最大20年、ふつうは、3~5年) | なし |
のれん代が、自己資本より大きい場合は注意 | なし |
貸倒引当金、前受金は少な過ぎないか | 8百万 |
社債・転換社債の有無(転換社債は要注意) | なし |
借金の状態(支払手形・買掛金・短期借入金、社債、長期借入金) | 流動負債合計758百万円 |
利益余剰金は、資本金と資本余剰金と比べ、小さすぎないか | 870百万 |
評価差額金の割合 | 172百万 |
新株予約権が多く発行されていないか、純資産での割合を確認 | なし |
少数株主持分が過大ではないか、有無の確認 | なし |
総資産の伸び(急な伸びは、事業拡大もしくはM&A) | 2020年6月26日に東京証券取引所マザーズ市場に上場 |
損益計算書
前期との比較ないため、不明です…(・・?
営業利益、伸び率は重要 | 不明 |
特別利益、特別損失の項目は、多くなるべき項目ではない | なし |
キャッシュフロー
こちらもご免なさいm(_ _)m
税引前当期純利益+減価償却費-法人税≒営業CF | 記載なし |
投資CFの内容確認 | 記載なし |
財務CFは、マイナスが望ましい | 記載なし |
まとめ
時価総額は250億前後と手頃な銘柄となります。また流行りのSaaSであり、今後は期待できるかもしれません。
一方、ECサイトの構築・支援は簡単なので、どこまで伸びるのか?少しトンボには判断つかず。
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