基本情報
企業概要 | 企業名 | (株)シンクロ・フード |
証券コード/市場 | 3963/東証1部 | |
特徴 | 飲食店(店舗)の出店開業者・運営者を支援するサイト「飲食店.COM」、「店舗デザイン.COM」を運営 | |
ホームページ | http://www.synchro-food.co.jp/ | |
決算期 | 3月末日 | |
時価総額 | 28,019百万 | |
株価 | 3,215 | |
ROA(総資産経常利益率) | 29.50% | |
PER(株価収益率)*会社予想 | (単)96.95% |
※2018/01/30 終値ベース
トンボの目
同社は“食の世界をつなぐ”を経営理念として、出店開業・運営支援サイトである「飲食店.COM」をはじめとする飲食業向けメディアプラットフォームを運営しています。
2017年3月期は売上、営業利益ともに増加、会社設立以降14期連続増収増益をを達成しています。
決算書も違和感や無駄のない企業運営が如実に現れており、今後も高いパフォーマンスが期待できる企業と言えると思います。。
同社の特徴は、飲食店のライフサイクルである出店準備から出店、運営、退店の4フェーズを「一気通貫のプラットフォーム」を提供、独自性もあります。
また飲食店マーケットは、全国の飲食店51.6万事業所のうち 年間3.6万事業所が入れ替わるマーケットであり、高い市場性が継続して見込めることも好印象。
2017年9月には「飲食店.COM」の登録ユーザー数が12万件を突破 、九州エリアにおける求人サービス提供開始、東京証券取引所市場第一部への上場市場変更と拡大に向けての足跡がみえることも評価したいと思います。
今後は配当、株主優待と株主への還元も期待、投資スタンスは、長期で大きくリターンを得ることを目指したいと思います。
決算書の暗号を解く
※2017.05.09 平成29年3月期決算短信〔日本基準〕(非連結)
表紙 | 売上高、営業利益、経常利益の伸び率、バランス | バランスはいい |
当期純利益=経常利益×60% | 問題なし | |
ROA伸び率(総資産経常利益率) | 低下(51.2%から29.5.%へ) | |
営業CFの伸び率、バランス | 伸びている | |
営業CFは、営業利益の60~120%程度か | 同等程度 | |
投資CFは、営業CF範囲内かどうか | 投資CFプラス | |
来期業績予想数値の合理性 | 伸び率、バランスともに良い | |
会計処理方法の変更点 | 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 | |
経営成績/財政状態 | 数値の具体性 | あり |
新規事業のについて | あり/サービス展開エリアの拡大 | |
悪材料について | なし | |
貸借対照表 | 現金、預貯金、有価証券について(換金性) | 現金及び預金1,949,451千円 |
売掛金、受取手形、棚卸資産(換金性要注意) | 売掛金53,307千円(前期とほぼ変化なし) | |
固定資産(土地以外は、価値を確認) | 固定資産の割合が3%と非常に少ない | |
「現金、受取手形、売掛金及び有価証券」以外は将来の費用 | 将来の費用も非常に小さい | |
(売掛金+受取手形)÷’売上高÷12ヶ月)、売上高との伸び | 売掛金の伸びが売上に比較して少ない | |
棚卸資産の変化(投資対効果について) | なし | |
繰延税金資産について( 税金として支払、費用化していない額) | 17,094千円(流動資産項目) | |
固定資産の償却方法は、定額法、定率法なのか | 平成28年4月1日以後に取得した建物附属設備及び構築物に係る減価償却方法を定率法から定額法に変更 | |
のれん代の有無と償却期間(最大20年、ふつうは、3~5年) | なし | |
のれん代と連結調整勘定の合計が、自己資本より大きい場合は注意 | なし | |
備えの引当金、前受金は少な過ぎないか | 引当金、前受金ともあり。特に前受金はしっかりある | |
社債の有無(とくに株式転換から株価高影響ある転換社債) | なし | |
借金の状態(支払手形・買掛金・短期借入金、社債、長期借入金) | 買掛金4,955千円 | |
利益余剰金は、資本金と資本余剰金と比べ、小さすぎないか | 問題なし | |
純資産の部分を評価差額金割合→評価差額金は含み損益 | なし | |
新株予約権が多く発行されていないか、純資産での割合を確認 | なし | |
少数株主持分が過大ではないか、有無の確認 | なし | |
総資産の伸び(急な伸びは、事業拡大もしくはM&A) | 事業拡大と公募増資 | |
損益計算書 | 営業利益、伸び率は重要 | 伸びている |
特別利益、特別損失の項目は、多くなるべき項目ではない | なし | |
当期純利益(普通は純利益の40%) | 適正 | |
営業利益は、同業他社に比べ、ずば抜けていないか | 非常に高い | |
キャッシュフロー | 税引前当期純利益+減価償却費-法人税≒営業CF | ほぼ同等 |
投資CFの内容確認 | 投資CFはプラス(定期預金の払い戻し収入) | |
財務CFは、マイナスが望ましい | プラス(株式発行による収入が主) |
まとめ
トンボ
トンボ好きなプラットフォーム型、ストック型ビジネスで、保有銘柄の一つです。