基本情報
企業概要 | 企業名 | (株)エフピコ |
証券コード/市場 | 7947/東証1部 | |
特徴 | スーパーやコンビニなどで使用される食品トレー容器のリーディングカンパニー | |
ホームページ | https://www.fpco.jp/ | |
決算期 | 3月末日 | |
時価総額 | 348,074百万円 | |
株価 | 7,860 | |
PER(株価収益率) | N/A | |
ROA(総資産経常利益率) | 6.60% |
※2020/06/12 終値ベース
トンボの目
なんとなく可愛らしい名前の会社できになったので調べてみました。
みなさんがお世話になっている食品トレー容器のリーディングカンパニーとなります。
というか全く同社のこと知りませんでした。ただ単純にトレーを生産販売だけではなく、リサイクルまでやっている会社となります。
Source:株式会社エフピコ
時価総額は、3,000億を軽く超えていました。その段階で、少し期待できますよね。
決算書読むと、当期の売上高は1,863億49百万円(前期比102.9%)、過去最高益です。営業利益155億7百万円(前期比 111.2%)、経常利益162億74百万円(前期比109.5%)は共に過去最高を記録しました。当期純利益は、107億77百万円 (前期比108.9%)でお見事という内容でした。
同社の場合、決算書に営業活動、生産活動、物流活動と細かく記載ありました。
生産活動の原価低減活動として、
- オペレーターの技術向上
- 段取り時間の短縮
- 生産設備の性能アップ
- 金型抜型の改善
結果、時間当たりショット数の推移が2008年3月期と比較して15%改善
物流活動として
- 自社便比率を高め、積載効率をUP
- 物流倉庫内作業の効率化及び省人・省力化(無人搬送車)
- 音声ピッキングシステムによるピッキング作業 の生産性を改善
利益をあげるだけの投資と改善をしているので、一過性の利益ではないことも好印象です。
また循環型社会構築に向けて、エコ製品の推進、再生PET原料生産を行ったりと環境への配慮もしっかりしていました。
環境への対策もしっかりやってくれているので、安心感もあるし、応援したくなりますいよね。
ただ、株価も同社の良さを受けて値上がり。少し外部下がる機会に打診買い、上手く安値で拾うような形で徐々に増やすことをおすすめします。
決算書の暗号を解く
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
表紙 | 売上高、営業利益、経常利益の伸び率、バランス | 売上に比べて営業利益、経常利益共に伸びがある。 |
当期純利益=経常利益×60% | 同等 | |
ROA伸び率(総資産経常利益率) | 6.0%から6.6%に上昇 | |
営業CFの伸び率、バランス | 伸びが強い | |
営業CFは、営業利益の60~120%程度か | 179% | |
投資CFは、営業CF範囲内かどうか | 範囲内 | |
来期業績予想数値の合理性 | 2%と無理のない範囲 | |
会計処理方法の変更点 | なし | |
経営成績/財政状態 | 数値の具体性 | あり |
新規事業のについて | 原価改善の取り組みあり | |
悪材料について | コロナでイベント用容器販売減 | |
貸借対照表 | 現金、預貯金、有価証券について(換金性) | 現金預金20,288百万 |
売掛金、受取手形、棚卸資産(換金性要注意) | 受取手形及び売掛金34,233百万 | |
有形固定資産合計、土地 | 固定資産合計151,289百万、土地33,327百万 | |
有形固定資産における土地の割合 | 22% | |
売掛金・受取手形・棚卸資産の伸び率(売上高の伸びと比較) | 低い | |
棚卸資産の変化(投資対効果について) | 変化なし | |
繰延税金資産について(税金として支払、費用化していない額) | 3,650百万 | |
固定資産の償却方法は、定額法、定率法なのか | 記載なし | |
のれん代の有無と償却期間(最大20年、ふつうは、3~5年) | あり | |
のれん代が、自己資本より大きい場合は注意 | のれん976百万、自己資本より小さい | |
貸倒引当金、前受金は少な過ぎないか | 少ない印象 | |
社債・転換社債の有無(転換社債は要注意) | なし | |
借金の状態(支払手形・買掛金・短期借入金、社債、長期借入金) | 流動負債79,569百万 | |
利益余剰金は、資本金と資本余剰金と比べ、小さすぎないか | 94,157百万 | |
評価差額金の割合 | 小さい | |
新株予約権が多く発行されていないか、純資産での割合を確認 | なし | |
少数株主持分が過大ではないか、有無の確認 | 小さい | |
総資産の伸び(急な伸びは、事業拡大もしくはM&A) | 減少。負債の減少 | |
損益計算書 | 営業利益、伸び率は重要 | 伸びている |
特別利益、特別損失の項目は、多くなるべき項目ではない | 特別損失301百万 | |
キャッシュフロー | 税引前当期純利益+減価償却費-法人税≒営業CF | 同等ではない(債権回収が進んでいる) |
投資CFの内容確認 | マイナス(固定資産取得) | |
財務CFは、マイナスが望ましい | マイナス |
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まとめ
トンボ
良い会社!そういうふうに思いましたし、事業的に大きく変動することがないので、長期保有と思います。