デパ地下でよく見かけるRF1を展開している企業となります。
酒のアテにちょうど良さそうなのを売ってくれているんですよね。
基本情報
企業概要 | 企業名 | ㈱ロックフィールド |
証券コード/市場 | 4384/東証1部 | |
特徴 | デパ地下中心に惣菜「RF1]を展開。神戸コロッケ等業態複数。 | |
ホームページ | http://www.rockfield.co.jp/ | |
決算期 | 4月末日 | |
時価総額 | 33,540百万円 | |
株価 | 1,252 | |
PER(株価収益率) | N/A | |
ROA(総資産経常利益率) | 1.8% |
※2020/07/10 終値ベース
事業内容
1965年12月、神戸南京町に「レストランフック」開業したのが始まり。思った以上に歴史がありました。
その後、欧州でみたデリカッセンに感銘を受けて、今の業態に至ったようです。
事業としては、そうざいの製造および販売となります。
生販一体のビジネスモデル
当社の商品は、購買部門が信頼関係のある生産者から良質な原材料を仕入れるところから始まります。
次に生産部門は、購買が仕入れた原材料を使用し、鮮度や美味しさを追求しながらスピーディーにもの(商品)づくりを行います。
そして商品を受け継いだ物流部門は、徹底した温度管理のもと店舗へ運び、最終的に店舗スタッフが商品とともにその価値をお客様に届けています。
生産から物流、店舗までをチルド温度帯(1~5℃)でつなぎ、徹底した温度管理ができているのも生販一体のビジネスモデルを持つ当社の強みです。
この一連の流れににおいて、すべての部門が途切れることなく連携して業務を行うことで品質が維持されています。
Source:株式会社ロックフィールド
原材料や品質には強い自信が感じ取れますよね。
経営成績
2020年度4月期は売上高は47,667百万円(前期比6.5%減)、営業利益は475百万円(前 期比80.4%減)、経常利益は591百万円(前期比76.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は193百万円(前期比 88.8%減)となりました。
新型コロナが落ち着くまでは、減収減益はやむ無しだと思います。
決算書チェック
2020年4月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
表紙
売上高、営業利益、経常利益の伸び率、バランス | 売上、利益、経常利益ともに低下 |
当期純利益=経常利益×60% | 同等ではない |
ROA伸び率(総資産経常利益率) | 7.1%から1.8%に悪化 |
営業CFの伸び率、バランス | 伸びていない |
営業CFは、営業利益の60~120%程度か | 範囲外 |
投資CFは、営業CF範囲内かどうか | 範囲外 |
来期業績予想数値の合理性 | 新型コロナウイルスによる影響を現段階で合理的に算定することが困難なことから未定 |
会計処理方法の変更点 | なし |
経営成績/財政状態
主力のそうざい事業、RF1とグリーン・グルメは売上の80%を占めています。
新型コロナによって百貨店・駅ビルの全館一時休業、食品フロアの限定営業や営業時間短縮となり影響をモロに受けてしまっています。
数値の具体性 | ブランド毎の売上記載あり |
新規事業のについて | 原価改善の取り組みあり |
悪材料について | 百貨店・駅ビルの全館一時休業、食品フロアの限定営業や営業時間短縮などの影響 |
貸借対照表
売上減に対する在庫調整も進んでいること、高い自己資本比率から、安心感はありました。
現金、預貯金、有価証券について(換金性) | 現金預金13,883百万 |
売掛金、受取手形、棚卸資産(換金性要注意) | 受取手形及び売掛金1,962百万 |
有形固定資産合計、土地 | 固定資産合計14,615百万、土地2,948百万 |
有形固定資産における土地の割合 | 20% |
売掛金・受取手形・棚卸資産の伸び率(売上高の伸びと比較) | 売上の低下以上に売掛金回収、製品、仕掛品、材料及び貯蔵品の調整ができている |
棚卸資産の変化(投資対効果について) | 売上減以上にコントロールできている |
繰延税金資産について(税金として支払、費用化していない額) | 210百万 |
固定資産の償却方法は、定額法、定率法なのか | 定額法 |
のれん代の有無と償却期間(最大20年、ふつうは、3~5年) | なし |
のれん代が、自己資本より大きい場合は注意 | なし |
貸倒引当金、前受金は少な過ぎないか | 少ない印象 |
社債・転換社債の有無(転換社債は要注意) | なし |
借金の状態(支払手形・買掛金・短期借入金、社債、長期借入金) | 流動負債3,688百万 |
利益余剰金は、資本金と資本余剰金と比べ、小さすぎないか | 多い |
評価差額金の割合 | 小さい |
新株予約権が多く発行されていないか、純資産での割合を確認 | なし |
少数株主持分が過大ではないか、有無の確認 | なし |
総資産の伸び(急な伸びは、事業拡大もしくはM&A) | ほぼ横ばい |
損益計算書
営業利益、伸び率は重要 | 低下 |
特別利益、特別損失の項目は、多くなるべき項目ではない | なし |
キャッシュフロー
税引前当期純利益+減価償却費-法人税≒営業CF | 同等ではない(債権回収が進んでいる) |
投資CFの内容確認 | マイナス(固定資産取得) |
財務CFは、マイナスが望ましい | プラス(長期借入金2,000百万) |
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