基本情報
企業概要 | 企業名 | ㈱神戸物産 |
証券コード/市場 | 3038/東証1部 | |
特徴 | 食の製販一体体制を構築、業務スーパーのFC展開 | |
ホームページ | https://www.kobebussan.co.jp/ | |
決算期 | 10月末日 | |
時価総額 | 834,480百万円 | |
株価 | 6,100 | |
PER(株価収益率) | (連)49.30% | |
ROA(総資産経常利益率) | 13.20% |
※2020/06/08
トンボの目
友人が「ギョウスー」と呼んでいるので、記憶に残った企業となります。
調べてみると、よく見る看板の「業務スーパー」運営会社でした。
手始めに、業績と時価総額を調べてみると、すごい勢いで伸びている会社でした。
「ギョウスー」と気軽に呼ばれる意味が納得できました。
同社の主力事業は「業務スーパー」事業となります。
名前の通り、インパクトありますが業務用だけでなく、個人も買い物可能です。
人気の理由は、「食の製販一体体制」で製造するオリジナル商品の開発、直輸入商品の充実、ローコストの仕組み改善や売場作り差別化を図っていることとなります。
2019年10月期は、売上高2,996億16百万円(前年同期比12.1%増)、営業利益192億39百万円 (同22.4%増)、経常利益194億34百万円(同23.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益120億56百万円(同17.1%増) となりました。
将来の目標も業務スーパーの店舗数1,000店舗とあり、勢いを感じます。
最近の取り組みとしては、新しい物流システムを採用したこと。
このシステムで、店舗は発注の精度を飛躍的に上げることができ、在庫圧縮・作業効率改善の向上、よりローコストで戦える環境を構築できたようです。
ちなみに、同社のセグメント別の利益は決算短信に記載されていませんが、決算説明資料にありまました。
利益の源泉は、完全に業務スーパー。
神戸クック事業は要約黒字化、クック位のベンチャー事業は、利益が右肩下がり。但し、不採算事業に目処がったと記載ありました。
エコ再生エネルギー事業という事業では、営業利益3.61億となっていました。
個人的には本業とことなる仕事をするのはあまり過ぎではありませんが黒字なら見過ごせるところです。
最後に、株を買うか買わないか?時価総額が高く、今回は見送ります。
決算書の暗号を解く
2019年10月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
表紙 | 売上高、営業利益、経常利益の伸び率、バランス | 各項目共に伸びがあり、バランスが良い |
当期純利益=経常利益×60% | 同等 | |
ROA伸び率(総資産経常利益率) | 11%から13.2%に上昇 | |
営業CFの伸び率、バランス | 伸びはあり | |
営業CFは、営業利益の60~120%程度か | 範囲内 | |
投資CFは、営業CF範囲内かどうか | 範囲内 | |
来期業績予想数値の合理性 | スーパーという業態から考えると妥当な数字 | |
会計処理方法の変更点 | なし | |
経営成績/財政状態 | 数値の具体性 | あり |
新規事業のについて | なし | |
悪材料について | 業務スーパーで退店はあるがトータルでは純増 | |
貸借対照表 | 現金、預貯金、有価証券について(換金性) | 現金預金71,525 百万(前期より減少) |
売掛金、受取手形、棚卸資産(換金性要注意) | 受取手形及び売掛金16,397百万 | |
有形固定資産合計、土地 | 有形固定資産合計41,653百万、土地12,905百万 | |
有形固定資産における土地の割合 | 31% | |
売掛金・受取手形・棚卸資産の伸び率(売上高の伸びと比較) | 売掛金の伸び率が低い | |
棚卸資産の変化(投資対効果について) | 売上の伸び以上には伸びていない | |
繰延税金資産について(税金として支払、費用化していない額) | 2,076百万 | |
固定資産の償却方法は、定額法、定率法なのか | 記載なし | |
のれん代の有無と償却期間(最大20年、ふつうは、3~5年) | あり。償却期間は記載なし | |
のれん代が、自己資本より大きい場合は注意 | 1,282百万(自己資本50,568百万) | |
貸倒引当金、前受金は少な過ぎないか | あり | |
社債・転換社債の有無(転換社債は要注意) | 社債あり(1年以内1,543百万、その他1,454百万) | |
借金の状態(支払手形・買掛金・短期借入金、社債、長期借入金) | 短期借入金13,854百万、長期借入金42,343百万 | |
利益余剰金は、資本金と資本余剰金と比べ、小さすぎないか | 47,118百万と多い | |
評価差額金の割合 | なし | |
新株予約権が多く発行されていないか、純資産での割合を確認 | 小さい | |
少数株主持分が過大ではないか、有無の確認 | なし | |
総資産の伸び(急な伸びは、事業拡大もしくはM&A) | 事業拡大 | |
損益計算書 | 営業利益、伸び率は重要 | 伸びはあり |
特別利益、特別損失の項目は、多くなるべき項目ではない | 特別損失が1,564百万と多い | |
キャッシュフロー | 税引前当期純利益+減価償却費-法人税≒営業CF | ほぼ同等 |
投資CFの内容確認 | 有形固定資産の取得 | |
財務CFは、マイナスが望ましい | マイナス(借金返済) |
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