基本情報
企業概要 | 企業名 | (株)JMDC |
証券コード/市場 | 4453/マザーズ | |
特徴 | 保険組合の医療データを匿名加工し、匿名加工し、制約保険会社等へ提供。ヘルスデータプラットフォームも提供 | |
ホームページ | https://www.jmdc.co.jp/ | |
決算期 | 3月末日 | |
時価総額 | 202,346百万 | |
株価 | 7,790 | |
PER(株価収益率) | (連)119.02 | |
ROA(総資産経常利益率) | 9.50% |
2020/06/08 終値ベース
トンボの目
2019年のマザーズ上場する際、そして当時勤める会社の健保組合からPepUpというサービスが頭の中で繋がり、同社のビジネスに対して、期待が膨らみました。
IPOの応募もしましたが、残念外れてしまいました。
同社は理念として、「健康で豊かな人生をすべての人に」を掲げており、医療ビッグデータを活用・利用・効率化、調剤薬局の情報化を通して、医療費の健全化を進めている会社となります。
セグメントは3つあり、 ヘルスビッグデータセグメント、遠隔医療、調剤薬局支援となります。
なかでもヘルスビックデータは、データ収集、分析し、匿名化することで、学術・産業利用(製薬・生損保への取引)を進めています。
また医療機関に対しても医療機関が保有するデータ分析サービスの他、薬剤DBの提供等を行っております。
ヘルスビックデータのセグメント売上収益は、5,754百万円となり、セグメント利益(セグメント EBITDA)は2,120百万円となっており、高い利益率となっています。
その他、遠隔医療・調剤薬局支援セグメント共に黒字、今後のトレンドを抑えており期待できる業務内容となっています。
結果、売上収益は12,158百万円、営業利益は2,215百万円、EBITDAは3,245百万円の増収増益となりました。
トンボの好きな医療、プラットフォーム、国策銘柄です。
正直、決算書を読むと買いたいと思いました。
ただ、時価総額がすでに2,000億超え、期待の高さが株価に反映されています。
ですので、ただ見守ることとしました。
決算書の暗号を解く
表紙 | 売上高、営業利益、経常利益の伸び率、バランス | 各項目ともに、伸びがみられる。特に営業利益、税引前利益に強い伸び。 |
当期純利益=経常利益×60% | ほぼ同等 | |
ROA伸び率(総資産経常利益率) | 11.6%から9.5%へ低下 | |
営業CFの伸び率、バランス | しっかりとした伸びあり | |
営業CFは、営業利益の60~120%程度か | 営業CFは、142%と多い | |
投資CFは、営業CF範囲内かどうか | 範囲外 | |
来期業績予想数値の合理性 | 売上高の伸びは見られるが営業利益、経常利益の伸びが少ない 2021年3月期第1四半期累計期間にもっとも大きな 影響をおよぼしますが、その後回復に向かっていくと仮定して業績の見通しを算出 |
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会計処理方法の変更点 | なし | |
経営成績/財政状態 | 数値の具体性 | セグメント別の利益のみ |
新規事業のについて | 人工知能エンジンプラットフォーム「AI―RAD」の開発や中国での事業展開を本格化するための準備 | |
悪材料について | 新型コロナウィルス感染症の影響折込済み | |
貸借対照表 | 現金、預貯金、有価証券について(換金性) | 現金預金7,692百万 |
売掛金、受取手形、棚卸資産(換金性要注意) | 営業債権及びその他の債権1,993百万 | |
有形固定資産合計、土地 | 有形固定資産5,169 百万 | |
有形固定資産における土地の割合 | 0% | |
売掛金・受取手形・棚卸資産の伸び率(売上高の伸びと比較) | 小さい | |
棚卸資産の変化(投資対効果について) | 伸びが大きい | |
繰延税金資産について(税金として支払、費用化していない額) | 568百万 | |
固定資産の償却方法は、定額法、定率法なのか | 記載なし | |
のれん代の有無と償却期間(最大20年、ふつうは、3~5年) | あり。 | |
のれん代が、自己資本より大きい場合は注意 | 7,388百万(自己資本13,123百万) | |
貸倒引当金、前受金は少な過ぎないか | 流動資産の貸倒引当金なし、前受金118百万 | |
社債・転換社債の有無(転換社債は要注意) | なし | |
借金の状態(支払手形・買掛金・短期借入金、社債、長期借入金) | 流動負債4,938百万、固定負債13,821百万 | |
利益余剰金は、資本金と資本余剰金と比べ、小さすぎないか | 少ない | |
評価差額金の割合 | なし | |
新株予約権が多く発行されていないか、純資産での割合を確認 | なし | |
少数株主持分が過大ではないか、有無の確認 | なし | |
総資産の伸び(急な伸びは、事業拡大もしくはM&A) | 資本増強 | |
損益計算書 | 営業利益、伸び率は重要 | 伸びはあり |
特別利益、特別損失の項目は、多くなるべき項目ではない | なし | |
キャッシュフロー | 税引前当期純利益+減価償却費-法人税≒営業CF | ほぼ同等 |
投資CFの内容確認 | 投資および子会社株式取得 | |
財務CFは、マイナスが望ましい | 株式の発行による収入5,487百万 |
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まとめ
トンボ
トンボは、メディカル・データ・ビジョンに期待します。まだ小粒なので。。。